小学校2年生のとき、母が統合失調症を発症。私は生き延びるために、「一万年生きた子ども」になった――。精神疾患のある母をもつ漫画家による私小説的エッセイ。妄想にとらわれ何度も失踪する母。連れ戻しに行く8歳の私。家にいない父。平穏なふりをして過ごす学校生活。やがて私は、自殺未遂を繰り返すようになり……。子どもらしく生きることを奪われた苛烈な内情を「一万年生きた子ども」と表現する感性の深さが、私たちの胸をうつ。
ユーザーページを閲覧するにはFacebook認証が必要です。
一度でもログインしたことがあれば、自動的にログインをした後、ユーザページにアクセスできますが、初めての場合はFacebook認証の確認画面が表示され、了解を得たのちにアクセスできます。