比類なき成功を収めた「女性芸術家」、その光と影──
前衛の女王・草間彌生の「闘い」を鮮やかに描いた
イタリア発のグラフィック・ノベル
「芸術は男が支配している。白人男性が、アメリカ人が。私は何者?」
母親との確執ののち、旧態依然の芸術観に囚われた1950年代の日本を飛び出し、単身アメリカに渡った草間彌生。幻覚や心の病と闘いながらも、芸術によって社会的因習を打ちこわし、世界的アーティストへと上りつめるまで。
女性、そしてアジア人でありながらも世界中を魅了してきた彼女の挑戦の軌跡を辿る。
解説 竹田恵子