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  • 著者藤子・F・不二雄
  • 出版社小学館
  • ISBN9784091920645
  • 発行1995年8月

藤子・F・不二雄「異色短編集」 4

SF的手法を駆使して現代世相を痛烈に風刺した異色短編集!
▼第1話/値ぶみカメラ▼第2話/女には売るものがある▼第3話/同録スチール▼第4話/並平家の一日▼第5話/夢カメラ▼第6話/親子とりかえばや▼第7話/懐古の客▼第8話/パラレル同窓会▼第9話/コラージュ・カメラ▼第10話/かわい子くん▼第11話/丑の刻禍冥羅▼第12話/ある日……▼第13話/四海鏡▼第14話/鉄人をひろったよ ●登場人物/男(会社では係長の真面目人間。ひょんなことから夢カメラを手に入れる)。妻(男の妻。最近は夫婦の間は倦怠期)。OL(男の勤め先の部下。男に相談に乗ってもらっている)。(第5話)▼男(平凡な会社員。子供たちも家を出て妻と2人暮らし)。女(男の妻。わりと心配性)。鉄人(旧帝国陸軍が極秘裏に開発した巨大ロボット)。(第14話) ●あらすじ/▼目を覚ませばパッと記憶から消えてしまう、はかない夢。頭に残っているのは楽しい気分や恐怖感だけで、内容を思い出せないのがなんともくやしい!……平凡なサラリーマンの家に夜中、突然に現れたカメラのセールスマン。彼が売りにきたのは、なんと人が見ている夢を写すことができるカメラだった……(第5話)。いつの時代でも、いちばん近くにいながらもなかなか分かり合えない親と子。そんな親と子の魂が入れ替わってしまったら……相良甚六は浪人生ながらも、恋人の春子に夢中。父親はそんな息子を心配して説教するのだが、甚六は受験をあきらめて春子と同棲したいとまで言い出す……(第6話)。▼もしも、テレビのアニメで子供たちに大気の鉄人を拾ってしまったら……川べりを車で走っていた男は、道に倒れていた謎の男から発信器らしきものを託される。何気なくボタンを押してみると、轟音とともに彼方から巨大ロボットが飛んでくるではないか! 困った男は鉄人をその場に残して帰ろうとするが、なんと鉄人は男の家まで付いてきてしまう……(第14話)。

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