データサイエンティストとは、ビッグデータと呼ばれる大量データを加工・分析し、
ビジネス課題の解決に活用する人のことで、近年最も注目されている職業の一つです。
本書は、データサイエンティストに求められる能力や業務内容の解説に加え、実際の事例をもとにした6つのケース(小ストーリー)を収録しています。どのような事業インパクトを与えているのか、実務で苦労している点は何か、といった「働き方」がわかります。
データサイエンティストになりたいと考えている学生のみなさんはもちろん、興味を持っている社会人の方、データサイエンティストの採用を考えている企業の担当者の方にも役立つ内容になっています。
求められる能力
文系・理系にかかわらず求められる3つの能力(スキルセット)、ビジネス力、データサイエンス力、データエンジニアリング力を解説。難しく考えがちなデータサイエンスは特別なものではなく、「データ」をもとに客観的に考えようということが基本です。
好待遇の背景
「データ分析の民主化」や「市民データサイエンティスト」と呼ばれる動きがあり、データサイエンティストの活躍の機会が増加しています。企業側は積極的な中途採用を行い、売り手市場となっています。今後の人材の需給トレンド、人材育成の動きも解説。
企業側の課題
統計とデータ分析に精通した「データサイエンスの専門家」だけの新たな部署をつくったのに、データが活用されない。新しいビジネスも生まれない。なぜうまくいかないのでしょうか…? 企業側の期待とデータサイエンティストの認識がずれる理由とは…?
6つのストーリー
「データサイエンティストのリアル」として、野村総合研究所のデータサイエンティストの働き方をもとに、ファーストフード店の新規出店、売れる営業・売れない営業の分析、温泉旅館の集客など、ストーリー仕立てで日々の業務を紹介しています。