なぜトヨタが、あそこまで焦るのか--。それはカーボンニュートラルがこれまでのビジネスルールを一変させ、既存産業を崩壊させるからだ。事業環境を壊す気候変動、企業を追い込むESG潮流、脱炭素市場での中国の独走…。
本書が綴る現実は、21世紀の企業の盛衰は脱炭素が握ることを示している。新たな経済競争「ゼロカーボノミクス」の勃興を直視し、今すぐ動き出さなければ日本企業に未来はない。
■目次
序章 トヨタの危機感を共有せよ
第1章 ゼロカーボン時代の幕開け
第2章 ゼロカーボンとは産業革命だ
第3章 紅く染まる脱炭素市場 エネルギー・EV編
第4章 紅く染まる脱炭素市場 スマートシティ・デジタル編
第5章 米国は覇権を保てるのか
第6章 ゼロカーボン・テクノ曼荼羅
第7章 日本のゼロカーボン戦略
終 章 勝ち抜くために、いかに変わるか