• Author西條奈加
  • PublisherPHP研究所
  • ISBN9784569851082
  • Publish Date2022年1月

六つの村を越えて髭をなびかせる者

直木賞作家の新たな到達点!
江戸時代に九度蝦夷地に渡った実在の冒険家・最上徳内を描いた、壮大な歴史小説。
本当のアイヌの姿を、世に知らしめたい――
時は江戸中期、老中・田沼意次が実権を握り、改革を進めていた頃。幕府ではロシアの南下に対する備えや交易の促進などを目的に、蝦夷地開発が計画されていた。
出羽国の貧しい農家に生まれながら、算学の才能に恵まれた最上徳内は、師の本多利明の計らいで蝦夷地見分隊に随行する。そこで徳内が目にしたのは厳しくも美しい北の大地と、和人とは異なる文化の中で逞しく生きるアイヌの姿だった。イタクニップ、少年フルウらとの出会いを通して、いつしか徳内の胸にはアイヌへの尊敬と友愛が生まれていく……。
松前藩との確執、幕府の思惑、自然の脅威、様々な困難にぶつかりながら、それでも北の大地へと向かった男を描いた著者渾身の長編小説!

>> 続きを表示

Recently borrowed books by this book borrower.

  • カラスの親指 / By rule of crow’s thumb
  • すぐ死ぬんだから
  • 山女日記
  • 本心
  • 明るい覚悟 / こんな時代に
  • 真夜中の喝采 / 長編悪漢小説
  • ランチ酒
  • 嘆きの美女
  • 無垢の領域
  • 同級生