科学掘削船「ちきゅう」がパイプを使って、海底下の石や泥がつまった地層を掘りだす。船上に上がってきた筒状の〝コア〟が保管されている施設が高知県にある。JAMSTEC(海洋研究開発機構)の高知コアセンターだ。ここの研究施設では、海底下深くの地層から生物を探す研究が進められている。世界に誇れる日本の科学技術を使った研究だ。究極の目的は、海底下のどこまで生き物がいるのか、つまり生きられる限界を見つけることなのだ。