「フェルミ推定」で考える力を楽しく育てよう!
これはクイズ?! いや、でもちょっと違うような……?!
「何それ?!」と言いたくなるような、荒唐無稽な数を問う「フェルミ推定」。これまで、おとなたちが思考力を鍛えるものとして扱われることの多かった「フェルミ推定」を、小学生でも楽しめるよう大胆アレンジ!
「フェルミ推定」は、誰も答えを知らない「正解のない問題」です。使ってよいのは紙とペン、そして自分の知っていることだけ。論理的に考え、計算し、ざっくりとした数=答えを出す、ゲームのようなものです。適当な数を答えればよいというものではなく、知識や記憶力だけではよい答えを出すことはできません。つまり、正しい答えを知っているかどうかよりも、どのように考えたかがとても大切です。
そのような「フェルミ推定」のエッセンスはそのままに、クスッと笑ってしまう楽しい20問を用意しました。(「プールにタピオカミルクティーは何杯入る?」「マラソン選手が月まで走ったら何日かかる?」「ノートに好きなコの名前をいくつ書ける?」など。)本編の10問は、登場人物どうしの掛け合いが愉快な会話形式で答えを導いていきます。類題10問(解答例あり)は、本編の問題やヒントを頼りに挑戦してみてください。子どもたちだけでなく、おとなでも、きっと読みごたえ・考えごたえのある内容です。
これから、いくつもの「正解のない問題」に出くわすだろう子どもたちとすべての人へ、考えることの楽しさを味わっていただける1冊です!