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  • 著者内田樹
  • 出版社東洋館出版社
  • ISBN9784491047164
  • 発行2022年1月

複雑化の教育論

思想家・内田 樹氏の教育論・成熟論!
教員志望者の減少、不登校問題、問題視される教師の働き方、いじめ問題、見直される部活動、オンライン授業……
教育に複雑に絡み合う事象を、複雑なままときほぐす
〇学校に隠されている数々の「贈り物」と「呼びかけ」
〇成熟すると、「一筋縄では捉えられない人間」になる
〇キャラ設定が複雑化を阻害する
〇知性は葛藤のうちで開発される
〇教師の「ブルシット・ジョブ」をあぶりだす
〇オンライン授業は「思いがけずうまくいった」
〇社会にはびこる組織マネジメント原理主義・管理コスト最少化原理主義
〇合意形成は「Lose-Lose-Lose」
〇成長する社会には管理コストがかかる
〇人生は「バイ・アクシデント」の連続
〇機嫌のよい人が同期現象誘発者となる

〓学校は子どもたちの成熟を支援するためのものです。
これまで「子どもたちの成熟」という言葉を何度か使ってきました。みなさんも頷いて聴いてくれましたけれど、「成熟」という語が何を意味しているのかについては、ここまではっきりしたことを言っていません。
――僕が考える「成熟」というのは「複雑化」ということです。〓〔 本文より〕

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シリーズ・越境する教育
いくつもの問いを手に、教育に思いを巡らす。
「つなぐ、ほどく、ひらく」を合言葉に、分からなさをたのしみ、しなやかに考えるための目印となるような一冊を編んでいきます。

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