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  • 著者藤本英子
  • 出版社同友館
  • ISBN9784496055768
  • 発行2022年4月

公共空間の景観力 / 人を呼び込む街、人が住みたくなる街のデザイン

景観法ができてから10年が過ぎ、各自治体の制度としては定着してきたものの、社会においては「景観」についての理解が進んだとは言い切れない。
コロナ禍で、テレワークや「ワーケーション」と呼ばれる遠隔での働き方がますます増加する今、「働く場」「住む場」の重なりによる「暮らす場」の環境をより意識する傾向が高まってきている。
人々の働き方が変わり、都市で生活する必要性が減少するなかで、人々はどの地域でどのような暮らしを目指すのか。これまで都会で生活してきた人々は、どのような環境を求めるのか。
これはコロナ後の地域を考える重要なテーマであり、その時多くの人々に選ばれる地域になるかどうかは、地域の景観のありようにも大きく左右されるのだ。そして日常の生活空間に誇りを持つことは、シビックプライドとなり、そこに暮らす人々自身の自己肯定感も高まるに違いない。
独立時から30年来、「公共空間デザイナー」を名乗り、誰でもがアクセスできる公共空間のデザインを目指してきた著者が、地域に人を呼び込むセンスや環境づくりのポイントを、景観という新しい切り口でまとめた1冊。

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