むかし、地球はみずみずしく、空も、山も、海も、砂漠も、森も色にあふれていた。ところが、動物たちは色がなく、ぼんやりくすんでいた。なんとかしないと、と立ちあがった「えかきさん」。絵の具箱をあけて、あらゆる動物たちをうつくしく彩っていった。そして、最後に出会ったのは、1羽の小鳥だった。