本書は、中級以上のGoプログラマーがツール開発・プロダクト開発で必要とされるプログラミングテクニックおよび周辺知識を学ぶための実践集です。
Goはコマンドラインツール、Webサービス開発、ソフトウェアやクラウドサービスの拡張機能開発、IoTなど利用範囲の広いプログラミング言語です。これらの用途でGoを使うには、基本的な文法だけでなく、Goの特徴を活かした定石のコードの書き方、ライブラリの知識、テストなどの開発手法、Go以外の周辺知識などの理解も必要です。文法解説が主の入門書では、これらを学ぶことは難しいです。そこで本書では、現役のGoプログラマーが実務や趣味で開発したオープンソースソフトウェア(OSS)を紹介します。その開発の過程で書かれたコード、参照された資料、使われた開発手法を解説しつつ、より詳しく学ぶための参考資料を提示します。入門レベルを脱して、自ら応用力を身につけるための取っ掛かりとなる情報を提供します。