核兵器禁止条約が、ついに発効した。非核の世界を求める国際社会、NGOやヒバクシャの長年の運動が実を結んだこの画期により、新たな国際秩序への歩みが、確実に進んだ。一方、核武装国家による抵抗も続いている。「核の傘」を奉じる日本政府も批准を否定する。核廃絶に向けた次の一歩を、どう展望するのか。