• Author武井優
  • Publisher鳥影社
  • ISBN9784862659330
  • Publish Date2021年12月

渋沢栄一と社会事業 / 社会福祉の道を拓いた「養育院」樹立の半生

「近代日本経済の父」の知られざる人間像
「社会事業家」としての素顔がここに甦る
渋沢が実業家として携わった企業は約500といわれているが、教育や国際交流を含めた社会事業の数は約600に及ぶ。時間としても、実業家44年、社会事業家58年であり、中でも生活困窮者に手をさしのべた「養育院事業」は彼のライフワークとなった。本書は命の平等を尊んだ渋沢栄一の知られざる実像に迫る感動の書である。
国の繁栄と人々の幸福を願いつづけた栄一の献身と忍耐。その胸に燃えたぎる理想なくして「養育院」ならびに社会事業の成長と発展を語ることはできない。生涯を賭けて国を思い、人々を愛した「渋沢栄一」の真心の結晶をそこにみる思いがする。(本文中より)
青年時代から標榜してきた官尊民卑の打破を体現して形づけたのが社会事業であり、栄一にとっての人間の平等観の象徴が養育院であった。直接人々とふれ合って創出した共生社会。そこに社会事業家として生きた「渋沢栄一」の真の偉大さをみるのである。(本文中より)

>> 続きを表示
    •  
    • This book can be read at
    • Borrowed People