基本的には、デジタル化・DXそのものの動きは、恐らくもう戻れないということは多くの皆様と共有できると思います。住民がいろいろ便利になること自体は否定されるべきものではないのですが、今出ている材料を地方自治から考えると少し心配なところもあるのではないかという問題意識があります。特に、このセミナーの中では「標準化」とか「共通化」からアプローチしてみてはどうかということで企画を立ち上げたところです。
デジタル化に対する期待が大きい中で、個人情報保護などに関しては国のほうから強引に枠をはめて、こう決めましたということ自身がデジタル化への期待を台無しにしてしまうことがある。そもそも政府への信頼が持ちにくくなっていると思われる現状において、大きなメリットをもたらすデジタル化であるはずのものが、信頼されないというか、うさん臭いものとされてしまうのではないかという心配もあるのではないかと思います。(問題提起より)