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  • 著者倉阪鬼一郎
  • 出版社幻冬舎
  • ISBN9784344431508
  • 発行2021年12月

光と風の国で / お江戸甘味処 谷中はつねや

「紀伊玉浦の特産品を活かして 銘めいか菓をつくってくれ」それが、はつねやの音松に課せられた使命だった。藩主から下った最初の材は干し柿。試行錯誤を重ね、これで氷室の柿が尽きるという最後の一つを使った柿羊羹の出来栄えやいかに。そして半年の紀州滞在中、音松はいくつの菓子を仕上げるのか。さらに藩名にちなんだ「玉の浦」は銘菓と相成るのか。

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