「古今東西、人のいるところどこにでも『裁判』はある。
傍聴席から見たそれぞれの国は人間臭く、その細部(ディテール)を辿っていけば、世界はいまだに広い。
『当たり前のことは当たり前』でなくなるのが、旅。
その道をまっすぐに進む原口さんは、ひたすらすがすがしい」
書店「Title」店主・辻山良雄さん推薦!
とある法律事務所に勤めていた弁護士は、あるとき世界各国放浪の旅にでる。
目的の1つは裁判傍聴。
訪れる先々で法廷へ赴き、傍聴したその国は30カ国。
各国で出会う魅力的な人々や文化、緊張感漂う法廷内外の様子、裁く者・裁かれる者たちの人間模様を、ときに弁護士、ときに旅人の視点でみずみずしく描く。
番外編として東京地方裁判所での裁判員裁判をおった迫真のルポも収録。