かつて諸外国から日本を訪れた人々は、この藍の色を「ジャパン・ブルー(日本の青)」と呼んで賞賛しました。日本人ほど藍の豊富な色相を生かしきった民族はない、との思いを強く感じます。紺絣の着物や筒描きの祝風呂敷など、身近な暮らしに溢れていた藍染めの衣料。ジャパン・ブルーとも称されるこの色の魅力を、白に近い薄青から黒と見紛う藍色まで美しい写真で紹介します。