ヤングケアラーとは、家族のケアを行う18歳未満の子どものこと。国の調査によると、中学2年生の17人に1人が「世話をしている家族がいる」と回答している(2021年4月)。ヤングケアラーは、見ようとしないと見えない存在といわれる。だからこそ社会の認識を広めて、ヤングケアラーが安心して話せる場(学校、社会、地域)をつくることが必要だ。本号では、ヤングケアラーの実態、行政、学校での支援のとりくみのほか、当事者の声やセルフヘルプ・グループを紹介する。