深川に住む紅屋の女将・牡丹から、煙草入れを縫箔師の咲に、煙管と金具を錺師の修次にそれぞれ作ってほしいとの依頼が来た。同じ小間物を扱い、切磋琢磨しながら互いを高め合う職人同士の二人は、共に仕事をすることに。一方で弟の太一が今度の藪入りの際に、祝言を挙げることになっており、咲は温かい家族の幸せを感じていた。そんな折、咲の後をつける不審な男がいると、しろとましろが教えてくれるが──。傑作人情時代小説シリーズ第四巻。
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