ふうちゃんのおじちゃんとおばあちゃんは、海辺の町で床屋さんをしています。ふうちゃんは、おじいちゃんのハサミの音や、床屋さんの匂いが大好きでした、夏休みに2階で空を眺めていると、おばあちゃんが「ハナフリ」のことを教えてくれました。その後、おじいちゃんが突然亡くなり、お彼岸に二人が「ハナフリ」を見ようと…。ほのぼのとしたお話と、水彩画の透明感のある絵が魅力です。