宝の在り処か、殺人予告か、それとも――〓見知らぬ男に託された錦絵の謎。そこに描かれた十二支の正体とは?剣一郎の推理が冴えわたる!「馬と猪に目を向けるように」青柳剣一郎は、見知らぬ男から錦絵を託された。そこには黄金の茶釜を囲む羽織姿の竜、頬被りをした猿など十二支の動物が描かれていた。直後、なぜか男は姿を晦ましてしまう。同じ頃、二人の町人が同様の手口で殺された。剣一郎が彼らの名に馬と猪の字があるのに気づくと――男は何者か? 絵に隠された真意とは? 謎に迫る中、新たな殺しが!
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