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  • 著者瀬戸賢一 味ことば研究ラボラトリー
  • 出版社集英社インターナショナル
  • ISBN9784797680959
  • 発行2022年2月

おいしい味の表現術

SNS、食レポ、お店の宣伝で、味の表現に困らなくなる1冊!
食をうまく伝えたいすべての人に。
コク・キレ・のどごしの意味は? 生チョコの「生」って何? など味にまつわることばを言語のプロが徹底分析。またカレーやラーメン、お菓子の味のおいしさを、比喩やオノマトペを利用して効果的に伝える方法をわかりやすく解説。
解き明かされるレトリックの数々に驚かされ、日本語の奥深さを堪能できます。引用した東海林さだおさん、阿川佐和子さんなどの名文や、『美味しんぼ』『神の雫』『孤独のグルメ』などグルメ漫画のセリフも味わい深く、図や表も多用しています。
食にまつわる楽しいコラムも箸休め的に掲載。
【目次より抜粋】
序章 ことばから味へ・味からことばへ(瀬戸賢一)
五感で表現する/味ことば対〝シズルワード〟
第一章 コク・キレ・のどごし(宮畑一範)
コクの有無/キレの多義/のどごしは滑・軽・快
第二章 「生」の味と魅力(瀬戸賢一)
生バウムクーヘンって何だ?/もちもちととろとろ、そして「~たて」
第三章 味の「宝石箱」のヒミツ(辻本智子)
食べ物は宝石/「箱」の魔力/留まる味
第四章 女の「うまい」・男の「おいしい」――男性しか「うまい」と言わないのか?(稲永知世)
「うまい」と「おいしい」の割り当て率/結局「うまい」は男性専用?
第五章 マンガな味――ジャンルに根ざした味覚の表現(山口治彦)
説明せりふ/心象風景描写
第六章 カレーなるおいしさの表現(小田希望)
ルーの見た目/カレーなる味の図解
第七章 ラーメンの味ことば(山添秀剛)
神の舌を持つ男/ラーメンの味は生き物
第八章 お菓子のオノマトペ(武藤彩加)
オノマトペの重要性/クックパッドのオノマトペ

コラム
肉の煙/魚の時間 他(小森道彦) 下町の洋食屋さん/ロンドンの中華 他(安井泉)
編者:瀬戸賢一(せと けんいち)
1951年京都府生まれ。大阪市立大学文学研究科後期博士課程単位取得。博士(文学)。大阪市立大学名誉教授。専門はレトリック・言語学。主な著書に『日本語のレトリック』(岩波ジュニア新書)、『書くための文章読本』(集英社インターナショナル)など。編著書に『ことばは味を超える』、『味ことばの世界』(共に海鳴社)など。
著者:味ことば研究ラボラトリー
味にまつわる言葉を研究し、情報交換をしている言語研究者集団。メンバーは、瀬戸賢一、宮畑一範、辻本智子、稲永知世、山口治彦、山添秀剛、小田希望、武藤彩加、小森道彦、安井泉。(本書の章立て順)

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