• 著者冨山和彦 木村尚敬
  • 出版社日経BP
  • ISBN9784296000487
  • 発行2022年1月

シン・君主論 / 202X年、リーダーのための教科書

修羅場のプロフェッショナル・冨山和彦氏と
『ダークサイド・スキル』木村尚敬氏のコラボレーション!
乱世の今こそ、古典に学べ!
多くのリーダーが座右の書として挙げるマキャベリの『君主論』。
そのエッセンスを現代のビジネスに当てはめつつ、解説するのが本書だ。
きれいごとではすまされない再生・改革の修羅場を潜り抜けてきた2人が、
その経験をもとにリアルに語る。
第1部では、なぜいま君主論なのか、コロナで一変した日本企業を取り巻く状況と、
リーダーの役割の変化とを関連付けて、冨山氏が解説する。
第2部では、君主論からの重要ポイントを引用し、その意味するところを説明しながら、
実際のビジネスの現場でどのように適用すればいいのか、
木村氏が事例を使いながら紹介する。
第3部は、君主論を体現するリーダーであり、日立の再生を成功させた中西宏明氏の
改革手法について、冨山氏と木村氏が対談形式で語る。
――マキャベリは「非連続な時代において、国を統治する君主はどうあるべきか」を論じた。それが『君主論』である。
 そして「国」を「企業」に置き換えれば、そのまま現代のビジネスリーダーが直面しているテーマと重なる。すなわち「非連続な時代において、企業を統治するリーダーはどうあるべきか」である。
 よって『君主論』は、現代のリーダーや次世代リーダーにとって、またとない教科書となる。その内容は500年経っても色褪せない普遍性を備えており、企業経営・組織マネジメントに携わる者にとって必読の書と言えるだろう。――「はじめに」より
【本書の主な内容】
-善良なリーダーが全員を不幸にする
-小泉純一郎元首相が密かに明かした「政治家の裏事情」とは
-「宿敵」と共著を出した経団連トップ
-「突出したアウトロー」を集めて躍進したリクルート・江副浩正氏
-高校生が取締役会に参加するユーグレナ
-マキャベリにならった産業再生機構時代
-会社は遊園地ではなく戦場だ
-社内政治に勝って昇進したサラリーマンの末路
-軍事は支配者に期待される唯一の技能である
-抵抗勢力の処遇は冷徹に決断する
-平時の言動だけで相手を信用するな
-リーダーは外見で判断される
-冷徹な判断こそ、情の厚い意思決定になる
-第一線で戦えない君主は役に立たない
-痛みを伴う改革は一度でやり切る
ほか

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