①24歳女子有償ボランティア主張の9級CRPSは主要な3つの症状認められず発症を否認し14級9号左肩痛を認定してセンサス女性同年齢平均を基礎収入に5年間5%の労働能力喪失で逸失利益を認めた ②信号待ち停車中に被告乗用車に追突された31歳男子主張の右第3、4中足骨頸部骨折と追突との因果関係を認め、自賠責非該当も12級13号右第3、4趾痛等及び14級8号右第4趾機能障害の併合12級後遺障害を認定した ③73歳女子主張の右手関節TFCC損傷及び尺骨突き上げ症候群は右手首を負傷するような受傷機転認められない上にTFCC損傷を疑うような医学的所見がない等から本件事故との因果関係を否認した ④54歳男子会社代表主張の11級脊柱変形障害は腰椎椎体固定術が本件事故によるものとは認められないと否認し自賠責同様14級項部痛等を認めセンサス男女計の7割を基礎収入に逸失利益を認定し、休業による損害の立証がないと休業損害を否認した ⑤40歳代男子主張の左膝蓋骨骨折は事故2週間後の診断等から本件事故との因果関係と否認し、頸部痛及び右膝痛等の14級後遺障害を認定してセンサス男子同年齢平均を基礎収入に5年間5%の労働能力喪失で逸失利益を認めた ⑥道路右端に佇立中の38歳男子原告が対向被告乗用車の左サイドミラーに衝突され転倒し14級9号左肘痛等を残したとの主張は原告には過大な賠償金を得ようとする意図がうかがえると転倒を否認し後遺障害の残存も否認した ⑦雨の降る未明の高速道路で居眠り状態で先行車に追突後に後続V車に接触され第1車線と第2車線をまたいで前照灯等点灯せず逆向き停止中のY普通貨物車と後続A中型貨物車の衝突でY車に加重過失を認めA車の過失を15%と認定した ⑧早回り右折の被告乗用車に衝突された時速約28㌔㍍超過の直進A自動二輪車の黄色信号違反を否認し15%の過失を認定した ⑨駐車車両を避けて右方に発進してきた被告乗用車を追い越そうと速度超過で対向車線にはみ出して被告車と接触は原告乗用車の一方的過失を認定した ⑩28歳男子原告の右足が路側帯から車道に出た際に被告運転の被告会社所有貨物車に轢過され受傷は原告の側方を通過する被告に注意義務違反は認められないと被告の過失を否認し被告会社の自賠法3条免責を認定した ⑪夜間小動物を避けようと急ブレーキをかけたZ運転、X同乗のX所有車に後続Y車の追突はドライブレコーダー等の映像解析から故意による急ブレーキと認め、Xらの保険金受領歴や経済状況等から共謀による故意事故と認定した ⑫原告乗用車が用水路に転落し全損は車両共済金が支払われることになれば760万円の取得等からも原告には本件事故を故意に惹起させる動機がなかったとはいえないと原告の故意事故を推認し共済金請求を棄却した