悲しみに向き合い、乗り越えていくふたごの物語。お日さまポカポカなジャズの調べ、「明るい表通りで」が流れる甘味処で出会った二組のふたご。小学生のマキとカツラ、もう一方は不思議なふたり組のおばあさん。喪失感を抱え、おたがいを支えていたマキとカツラだったが、おばあさんのふたご、まりあとえりあに関わることで、しだいに心が前に進んでいく。