コミュニケーションとは意思の伝達でしかないのか。従来の哲学理論は会話という普遍的な現象を正当に扱いえていたのか。「対話」や「熟議」以前の「会話」と、それに支えられる「社交」について「視線を下げ」て考える。人類学や社会学、言語学の成果を踏まえ「平等」「共生」の手前にある「対等」「共在」の倫理学構築に向けた試み。