カスティリャ亡命から数年。宮廷画家として最後の仕事を終えたアルテは、生き別れとなっている最愛の師・レオとの再会を果たすため、戦地となったフィレンツェを目指す。アルテの身の危険を案じたイレーネは、腕利きの傭兵・グイドを雇い護衛を命じる。新たな仲間と共に大海を往くアルテであったが、その道中にはかつてない危険が待ち構えていた。