ヨーロッパにおける仏教研究の最も代表的な名著。仏教の基本的立場を比較宗教史の観点から解説した入門書として知られ、重要な事項を適切に説明しながら、読者を仏教の全体的理解へと導き入れる。(上)では、仏陀の偉大さをたたえ、その教えが、民族宗教の域を超え歴史上はじめての人類思想となったことを指摘する。