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ロングセラー
『スーツケースの半分は』の
著者が贈る極上のミステリー
AX6============
祖母の依頼で請け負った
観劇代行アルバイト。
行く先々で奇妙な
出来事が起こり――
職場でハラスメントを受け
退職した岩居久澄は、
心に鬱屈を抱えながら
家事手伝いとして
日々を過ごしていた。
そんな彼女に観劇代行の
アルバイトが舞い込む。
祖母に感想を伝えるだけで
五千円くれるという。
歌舞伎、オペラ、演劇。
初めての体験に戸惑いながらも、
徐々に芝居の世界に魅了され、
心が晴れていく久澄だったが――。
私が行く芝居に必ず
「親切な老紳士」がいるのは、
なぜだろう?