道元は若き日の修行中、語録を読むことをやめ座禅に専心した。しかし後年の彼は、座禅によってのみ真理に到達するという論理と方法を多岐にわたって説いてやまなかった。その集成が『正法眼蔵』である。(2)には、19巻「古鏡」から43巻「助法実相」を収める。