• 著者宮部みゆき
  • 出版社PHP研究所
  • ISBN9784569902012
  • 発行2022年3月

きたきた捕物帖

宮部みゆき、新シリーズ第一巻、待望の文庫化!
二人の「きたさん」が事件に翻弄されつつ成長していく物語で、著者が「生涯、書き続けたい」と願う捕物帖。
舞台は江戸深川。一人目の「きたさん」こと北一は、亡くなった岡っ引き・千吉親分の本業だった文庫(本や小間物を入れる箱)売りで生計を立てている。いつか自前の文庫をつくり、売ることができる日を夢見て。
本書では、ちょっと気弱で岡っ引きとしてはまだ見習いの北一が、やがて相棒となるもう一人の「きたさん」こと喜多次と出逢い、亡き親分のおかみさんなど周りの人たちに助けられ、事件や不思議な出来事を解き明かしていく。
北一が住んでいるのは、『桜ほうさら』の舞台になった富勘長屋。さらに『<完本>初ものがたり』に登場した謎の稲荷寿司屋も、本書の中でその正体が明らかになるという、宮部ファンにとっては見逃せない仕掛けが満載。
宮部ワールドの要となる痛快・人情時代ミステリー。

>> 続きを表示

この本を借りた人が、最近借りている本

  • ももこの世界あっちこっちめぐり
  • 流星の絆
  • すべてがFになる / The perfect insider
  • 帰去来
  • 厭な小説 / 文庫版
  • プリズム
  • 死者の身代金
  • 刑事コロンボ殺しのマジック
  • 刑事コロンボ悪の温室
  • 刑事コロンボ5時30分の目撃者