3つの軸を立てて本書を構成した。1つは大阪の環境形成、1つは公共性のあり方を問うということ、いま1つは、まさに「大阪」とは何かという問いである。典型的でありふれた「大阪」ではなく、学問的で知的な分析と考察を経て得られた知見をもとに「大阪」というイメージを再構成する。