●西尾維新氏推薦——「比類なき精度で描かれた、孤高にして至高の探偵小説」
アパルトマンの一室で、外出用の服を身に着け、血の池の中央にうつぶせに横たわっていた女の死体には、あるべき場所に首がなかった! ラルース家をめぐり連続して起こる殺人事件。警視モガールの娘ナディアは、現象学を駆使する奇妙な日本人・矢吹駆とともに事件の謎を追う。日本の推理文壇に新しい1頁を書き加えた、笠井潔のデビュー長編。解説=巽昌章