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  • 著者飯山陽
  • 出版社育鵬社
  • ISBN9784594090623
  • 発行2022年5月

中東問題再考

ロシアのウクライナ侵略は 中東の独裁国家・テロ組織の暴走を加速させる!!
“力による現状変更”を進めるイラン、トルコ、タリバン、「イスラム国」、ハマスらのひしめく中東世界の現実を
読み解き、日本のメディアや“専門家”による従来の解説の誤りや偏向を正し本当の中東の姿を示す!
【目次】
第一章 アフガニスタン報道が隠すタリバンの本性
アフガニスタンの悲劇は「アメリカのせい」は本当か/正当化される「イスラム的女性の権利」/「タリバンとアフガニスタンは一緒」と主張する元駐アフガニスタン大使/タリバンの認める「報道の自由」の実際/アフガニスタン支援に前のめりの日本政府/「タリバンを支援しないと中国寄りになる」は本当か/「タリバンをいじめるとケシ栽培に走る」は本当か/「タリバン支援に反対する人間は心が荒んでいる」と断罪するTBS記者 他
第二章 「イランは親日」言説が覆い隠すイランの現実
親日説の根拠は日章丸事件と「おしん」視聴率90%/プロパガンダに加担する駐在日本人記者と外交官/米国は「大悪魔」、イスラエルは「小悪魔」/革命防衛隊とイランの代理勢力/革命の輸出先の実情◆シリア◆レバノン◆イエメン/核合意ではイランの脅威を抑え込むことはできない/国民への苛烈な拷問、大量処刑……世界有数の人権侵害国家 他
第三章 「トルコは親日」言説が覆い隠すトルコの現実
エルトゥールル号と邦人救出の恩返しに「涙が止まらない」/トルコ人NBAプレーヤー拘束未遂事件/LGBTを「変質者」と弾圧/高インフレでも金利を上げない「イスラム経済論」/領土回復をめざす「新オスマン主義」 他
第四章 なぜイスラム諸国は中国のウイグル人迫害に声を上げないのか
ウイグル人より一帯一路をとったイスラム諸国/「親日」よりはるかに「親中」なイラン/ウイグル人難民「受け入れ」から「取り締まり」に転じたトルコ 他
第五章 「パレスチナ=善、イスラエル=悪」の先入観が隠す事実
イスラム過激派テロ組織ハマスの目的はイスラエル殲滅/日本赤軍元最高幹部のメッセージ/パレスチナ自治政府(PA)によるユダヤ人殺傷者への「テロ年金」支給/国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)の闇 他
第六章 中東問題をわかりにくくしてきた七つの原因
①反米中東論/②「英国の三枚舌外交のせい」という歴史認識/③反帝国主義、反植民地主義、反資本主義、反近代/④「パレスチナは善でイスラエルは悪」という道徳劇/⑤本当の弱者や本当の被抑圧者を無視/⑥反イスラエルの「北米中東学界(MESA)」/⑦「パレスチナの大義」への固執 他

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