おいらは、三百年も生きている猫又、いわゆる物怪で名前はシロ。ひょんなことからケンコー先生んちに居候させてもらうことに。おいら時々、人間に化けては先生と旅をしたりしている。ある日、先生の「退屈ノート(徒然草)」を見つけ、中を読んでみた。すると、そこには鎌倉時代の人々の生活や感情が記されていた。そのいくつかのエピソードをこのシロが解説するぞ。