十六夜の下、遂に月精が現れる──!異国から来た女性の特使をもてなす宴で、猫猫はとある秘策で桃園の十六夜の下に美しい月精を登場させます。そして特使達が帰った後は、隊商により後宮に香油が持ち込まれた背景が気になり始めて…。猫猫がこれまでの事件の背景に推理を巡らせ、新たな謎を解く第10巻!!