「これからの世の中により必要な考え方ってなんだろう?」
経済発展が右肩あがりの時代は過ぎ、戦後からの「大企業に定年まで勤める」という安定は終わりを迎えています。
大量生産・消費社会からの見直しが求められているなか、コロナ禍で数年が経過、リモートワーク、パラレルキャリアなどさまざまな働き方が注目を集めました。
働く=自分や家族はどういうビジョンで生きるか、住むところをどうするか、現実を見つめ直す機会も多くなっています。
本書では<やわらかく生きる人々>に着目しました。
ある人は「シェアすることで場を作り」、
ある人は「事務職で独立」を、
ある人は「稼げない仕事を続ける」ことで資本主義経済と距離を置くことを考えています。
子育てがひと段落し、「50代から海外で日本語教師になる」など新しい世界に一歩を踏み出した方も。
また、あたらしい家族の形を作った方もいます。
いま求められるあたらしい軽やかさとはなにか、を考えます