春秋・戦国期の緑釉、北朝末期の白磁・三彩、元代の染付…。八千年にわたる中国陶磁の歴史を辿ると、その骨格をなす造形物は、すべて戦乱の時代に生み出されたことが分る。焼物という遺物を通して、歴史を再構築する。