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  • 出版社昭文社
  • ISBN9784398295507
  • 発行2022年6月

ことりっぷMagazine Vol.33(2022 Summer)

2つの大きな芸術祭が開催されることでアートに注目が集まる今年は、アートをテーマに旅にでかけてみませんか。まずは、瀬戸内の真っ青な海の上に浮かぶ島で開催される「瀬戸内国際芸術祭」と、緑あふれる里山を舞台に開催される新潟の「越後妻有 大地の芸術祭」へ 。2つの芸術祭は、その地域の文化や風土、歴史からインスピレーションを受けた、世界各国のアーティストが手がけたアート作品が、風景と日常になじむように点在しています。また2つの地域では豊かな自然の中で育まれた食材でつくる、このエリアならではのおいしいものもたくさんあるので、アートめぐりをしながら素敵な店にも立ち寄ってみましょう。そのほかに、野外展示が魅力の鹿児島・霧島にあるアートな場所や、街ごと美術館のような青森・十和田、今年新しくできた美術館が話題の大阪もご紹介しています。リニューアルオープンした日本の美術館ではアートのほかに建築美にも注目しましょう。
●水辺と森でアートなひととき
今年の夏は水辺や森など、自然と一体となったアートがみどころの芸術祭が瀬戸内と新潟で開催されます。自然の美しさや、人が生み出す唯一無二のアートは、旅する人に心に響く何かを与えてくれるはずです。アートと自然を感じる場所で、その土地ならではの食、自然やアートを感じる宿、人のぬくもりがあるカフェなど、アートのほかにもみどころをたっぷりご紹介。この夏は、アートをテーマに、自然を感じる場所で思い思いの感じ方でその土地の魅力に触れあってみてはいかがでしょうか。
●話題の美術館・スポットめぐる新しいアートな大阪
アートとカルチャーを発信する大阪・中之島へ。今年オープンした大阪中之島美術館、安藤忠雄建築で話題の子ども本の森、ほかにもアートを感じる施設をめぐりながら水辺の雰囲気も心地よい、中之島を散策してみませんか?また見た目がアートのように美しいスイーツ店をめぐり、建築やインテリアにもこだわる大阪のアートなホテルもあわせてご紹介します。この夏はアートな大阪へおでかけしてみませんか。
●東京さんぽ&京都よりみちこみち
東京さんぽは、あたらしい店が次々とオープンしさらに注目度がましている「清澄白河」へ。東京都現代美術館でアートを鑑賞したら、ニューオープンのカフェやスイーツ店のほかに、ローカルな人にも人気のカフェなどをめぐって。隅田川の水辺、公園や庭園もあり涼やかな雰囲気のある場所は夏のおさんぽにぴったりな場所です。京都よりみちこみちでは、室町通りと新町通りをご紹介。まずは、芸術の総合的な振興を目指して開設された創造・発信拠点「京都芸術センター」に立ち寄って。またこのエリアは夏に開催される疫病退散を願う祭り「祇園祭」の山鉾を出す町内が各所にあり、京都の夏を感じる場所です。
●収録エリア
青森・十和田、新潟・上越、静岡・熱海、岐阜・東美濃、大阪、瀬戸内(直島・小豆島・宇野・牛窓など)、徳島、愛媛、鹿児島、京都、東京

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