前著『ネット炎上の研究』で「炎上参加者はネット利用者の0.5%」だったことを明らかにした著者によるネット分断を改善する提案。ネットによって人々の意見が過激化し、分断が進んでいるという事実はない。それなのに、なぜネットの議論は罵倒と中傷ばかりで分断されているように見えるのか。著者はその答えを提示するとともに、ネットの議論を実り多いものにするための処方箋として、具体的な改善策の一案であるフォーラム型のSNSを提案する。