全国を驚かせた河井克行・案里夫妻による大買収事件の地元広島で、「何もしなくていいのか」「うやむやにはさせない」と疑惑解明に立ちあがった市民たちの熱きドキュメント。
561人もの市民が刑事告発人になり始まった活動は、マスコミにも取り上げられ市民の支援を受けながら「民主主義の根幹である選挙の公正を害した」夫妻の有罪判決、参議院再選挙での野党統一候補の勝利、歳費返還訴訟、被買収者無罪判決に対する検察審査会請求、そして「起訴相当」判断から辞職ドミノへとつながり、全国的にも注目されるべき活動となった。残された課題は、買収原資の究明と金権選挙を許さない有権者の覚醒だが、本書がそのための端緒になればと願っている。
【推薦/石川康宏氏(全国革新懇代表世話人)】
「一気に読ませる迫真のルポ!」
「十数人からはじまった市民の運動が、自民党の大規模買収選挙をおいつめた」
「岸田政権のまきかえし、しかし火の手は広島から全国へ」
「『政治とカネ』は、7月の参院選でも重大争点」