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  • 著者マーカス・K.ブルネルマイヤー 立木勝 山岡由美
  • 出版社日経BP
  • ISBN9784296113743
  • 発行2022年8月

レジリエントな社会 / 危機から立ち直る力

ジャスト・イン・タイムからジャスト・イン・ケースへ。
パンデミック、戦争、大地震、気候変動……。危機に対処するためのマインドセットを解説。
★アンガス・ディートン(ノーベル経済学賞受賞)絶賛!
★ドイツビジネス書最優秀賞受賞(2021年)
★フィナンシャル・タイムズ紙ベスト経済書(2021年)
【レジリエンスとは?】
「レジリエンス」はこれからの社会デザインを導く北極星だ。レジリエンスの本質は、「樫と葦」の寓話にあるように、嵐を乗り切って回復する力にある。樫の木は頑丈で力強い、普通の風に吹かれてもまず倒れそうにない。対照的に、葦はほんの微風でも曲がる。だが、強い嵐が吹き付けたときには樫は弱い。葦は曲がるが折れない。これが、レジリエンスだ。
効率重視の「ジャスト・イン・タイム」から、万一に備える「ジャスト・イン・ケース」へ。冗長性は悪から善になる――。危機対応型のマインドセットに転換しよう! 
レジリエンスの定義、レジリエンス重視の社会契約の考え方から始めて、新型コロナウイルス・パンデミックからの教訓、コミュニケーション、イノベーション、ダメージ・コントロール、金融のレジリエンス、インフレ、高水準の債務、不平等などのマクロ的な問題、そして、新興国経済、地政学と世界経済、気候変動といったグローバルな問題に至るまで。気鋭のマクロ経済学者が、どうすれば社会は、ショックに直面しても危機から立ち直れる力を備えることができるのかを考察する。

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