近くの書店で在庫を調べる
  • 著者峯澤典子
  • 出版社思潮社
  • ISBN9784783737926
  • 発行2022年6月

微熱期

通りすぎてゆく
夢から覚めたあとにはきまって、母から離れ、うまれてはじめてひとりで歩いた朝の小道を思いだします。つもったばかりの粉ゆきのうえにはちいさな生きものの足跡。小鳥、野兎、栗鼠、子狐。
(「ひとりあるき」)
みずからの居場所などはじめからもたずにてん、てん、と、かりそめの読点のように、非情な月日を通りぬけてゆくために。祈りのような歩行。5年ぶりの新詩集。組版・装幀=片桐寿子、装画=サカモトセイジ

>> 続きを表示

この本を借りた人が、最近借りている本

  • トミーとタペンスの大冒険 秘密機関
  • 鳥と港
  • 本屋図鑑 だから書店員はやめられない! / コミックエッセイ
  • この30年の小説、ぜんぶ / 読んでしゃべって社会が見えた
  • 5分後に意外な結末 / ベスト・セレクション
  • 四隣人の食卓
  • いまファンタジーにできること
  • 口ぐせを変えれば、人生はうまくいく / 朝起きてから夜寝るまで、いいことが起こる92の習慣
  • 100万回死んだねこ / 覚え違いタイトル集
  • 100万回死んだねこ / 覚え違いタイトル集