構造・機能分析以降の学問的混迷のなか、あくまで普遍的学としての社会学の再生を希求する橋爪社会学の歩み。人間活動の基盤である言語に焦点をあて、フーコーやマンハイムを批判的に検討しつつ、社会学の理論的枠組みから、規範と権力、イエ社会や性愛の分析まで、その全貌を一望にする。