映画監督には"巨匠"と呼ばれるユニークなキャラクターを持った人間が何人もいる。その強烈な個性に焦点を当てながら、それが具体的にどう映像に反映されていくのかを考えてみたかった。いわば、巨匠監督の個性と映像テクニックとの相関関係が、本書の大きなテーマである。