本書は、日本企業が蓄積してきた技術資産を、利益を生む製品、またサービスに変換する「価値創造の方法論」を読者に提供することをその目的とする。まず、著者が二一世紀のモノづくりの価値創造に対して一定の仮説を立て、その後に、その仮説から現状を観察し、そこに二一世紀モデルの先行事例として浮かび上がる産業分野、個別プロジェクトを分析するというアプローチを採用した。