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  • 著者長谷川義史
  • 出版社求龍堂
  • ISBN9784763022073
  • 発行2022年7月

とびだせ!長谷川義史 / ぼくの歩いてきた道

絵本作家として活躍中の長谷川義史は、イラストレーターとして活動を始め、劇団のポスターが編集者の目に留まり、2000年に絵本デビュー。これまでに100冊以上の絵本を手がけています。
絵筆を用いたダイナミックな筆致で描き出される「手描き」の印象の強さと、ちょっとユニークな登場人物たちが特徴。「オチ」のある展開と、故郷である大阪や家族を題材にした作品には、思わずクスッと笑ってしまったり、ホロリとさせられたりする一方で、作家自身も真摯に捉える戦争や震災を題材にした作品では、身の回りにある「幸せ」について改めて考えさせられます。どの作品にも共通するのは「世界中のみんなが笑っていてほしい、幸せであってほしい」という作家の願いです。
2012年から出演するMBSテレビ『ちちんぷいぷい』の「とびだせ!えほん」コーナーでは、関西を中心に各地を訪れスケッチを描くほか、年間約100回もの絵本ライブを全国各地で開催。10年以上続くイラストの連載や、近年では翻訳絵本も手がけるなど、創作活動の幅を広げています。
本書は、長谷川義史の著作絵本の原画を中心に、初期のイラストレーション、立体作品など絵本以外の作品も取り上げ、「絵本作家・長谷川義史」の魅力を余すところなく紹介します。絵本作品はユーモアあふれる作品『いいから、いいから』『だじゃれ日本一周』、家族を描いた作品『おへそのあな』『てんごくのおとうちゃん』、震災や平和をテーマにした作品『ぼくがラーメン食べてるとき』『ぼんやきゅう』にも触れ、創作の基となる「笑いと平和」の思いを伝えます。
本書は、2022年6月25日からの姫路文学館を皮切りに、全国を巡回する展覧会『とびだせ! 長谷川義史展』の図録を兼ねた書籍となります。

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