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  • 著者岸本聡子
  • 出版社晶文社
  • ISBN9784794973191
  • 発行2022年7月

私がつかんだコモンと民主主義 / 日本人女性移民、欧州のNGOで働く

新しい杉並区長の言葉から、「未来」や「希望」が聞こえてくる!
──中島京子
移民として、女性として、活動家としての困難や葛藤の実体験が生んだ、地べたの民主主義がここにある。
──斎藤幸平
ヨーロッパのNGOで働き、マイノリティとして疎外を感じつつも、新しい「下からの民主主義」を追求してきた著者による、体験的エッセイ。気候正義をはじめとするヨーロッパ政治運動の貴重な報告として、ロストジェネレーションのリアルな声を伝えるレポートとして、そしてフェミニズムを生きる告白として綴る、同時多発テロからコロナ危機まで世界激動の20年を生きた女性の記録。NOではなくYESで世界を変える! ヨーロッパと、そして世界とつながる「希望のポリティクス」の息吹がここにある。
「この本は、ロストジェネレーションに生まれた日本人女性である私が、日本人とオランダ人の国際結婚に葛藤しながら、ヨーロッパの移民として、学歴もお金もないところから働いて、子育てして、「自分のことは自分で決める」を貫いて生きてみた記録だ。いま、世界に同時多発的に起きている「下からの民主主義」を後押しするものになればと思う。」
【目次】
■I部 日本からの移民イン・ヨーロッパ
第1章──2003年 アムステルダム
日本人、ヨーロッパの政策NGOで働く
第2章──2001年 アムステルダム
外国人として、移民として、女性として生きる
第3章──1997年 東京
グローバルな対抗運動の芽生え
■II部 ロストジェネレーションの連帯
第4章──1998年 東京
ロスジェネ世代と呼ばれて
第5章─2018年 ブリュッセル
私の環境運動は気候変動から始まった
第6章──2007年 アムステルダム
水の正義とエネルギーの民主化
■III部 フェミニズムを生きる
第7章──1994年 東京
それは夫婦別姓から始まった
第8章──2019年 ブリュッセル
結婚と家族と言語の事情
第9章──2020年 ブリュッセル
作ること、食べること、生きること
第10章──2020年 東京
私たちはケアし、ケアされている
終章──2020年 ブリュッセル
同時多発的な市民運動の時代に

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