淀川長治さんと並ぶ映画評論家の草分けであり、芸術映画からB級、C級映画まで分け隔てなく映画を評論してきた双葉十三郎さんの集大成ともいえる1冊。 双葉さんというと洋画の印象が強いが、「日本映画月評」がとんでもなくおもしろい。1940年代、50年代の雰囲気をリアルに感じることができる。